女性の転職活動におけるポイントで重要なのは、育児休暇および介護休暇制度の整備された職場を選ぶ事です。仕事と家庭の両立を図る女性が増えている中で、退職を考えなくてはならない状況に直面する時が結婚と出産です。育児休暇および介護休暇の制度が成立する前は多くの職場で出産時の休暇が産前産後のみでしたが、産後8週間経ってすぐ保育園に子どもを入れる事は難しく、職場に復帰するためには1日中子どもの世話ができる親族が自宅か近所にいる事が不可欠でした。
しかし、育児休業法および介護休業法の制定により、その状況は大きく改善されました。よって、女性の転職活動においては仕事と家庭を両立できるよう、これまで女性の退職する主な理由となっていた子どもを育てる時期や親の介護が必要な時期などにスムーズに休みを取る事ができ、尚且つその後職場に復帰できる制度が整っている職場を選ぶ事が重要となります。また、制度自体は整っているものの実際に転職をしてみたら取得しにくい雰囲気だったと言う問題も良くあるため、実際の取得者の割合を面接時に尋ねる事を忘れてはいけません。
特に介護における介護休暇は、育児休暇と比較すると取得率が低いと言う特徴がある事から、面接時の質問項目として必須です。この特徴の理由には、育児とは異なり介護自体に期限を定める事が難しい点が挙げられます。そのため、年に何日かを介護休暇として申請する方法を取っている職場が望ましいと言えるでしょう。